悔しい!英語が聞き取れない6つの理由と経験に基づく対処法
英語が聞き取れない6つの原因
- ネイティブの英語が聞き取れない
- 海外ドラマ・洋画を字幕なしで観れるようになりたい
- そもそもなんで英語が聞き取れないかがわからない
皆さん、誰しも英語を勉強している人であれば、英語が聞き取れない!という壁にぶち当たった経験があると思います。
かくいう私も、昔よりはだいぶ聞き取れるようになったとはいえ、未だに「ここなんて言ってるかいまいち分かんないな…。」と感じることは度々あります。
というわけで、今回は私の経験談に基づいた
ブログのタイトル通り
話すスピードが速すぎる
まず挙げられる大きな原因の一つが、
これは英語学習初心者ならば、誰もがぶち当たる壁ですね。
学校の授業やTOEICのリスニング試験などで使われるような音声は、普通にネイティブの人が話す速さと比べると、大体0.7倍くらいの速さなことが多いです。(かなり遅い場合だと0.5倍くらいの音声もあります。)
なので、そういう教材用の音声しか聞いたことがないような人がいきなり海外ドラマや洋画の会話を聞き取ろうとしても、中々聞き取れないのは当たり前なんですよね。
特に、教材用音声は聞き取りやすいようにハッキリと喋ってくれているものが多く、ネイティブの本当の話し方よりもアナウンサーがニュース原稿を読んでいる時ような喋り方の方が近いので、普通の会話よりかなり聞き取りやすいんです。
対処法
HuluやU-NEXTを利用する
以前『英語学習に最適な動画配信サービスはどこ?VOD大手4社を徹底比較!』の記事でも書いたとおり、Huluまた、YouTubeにも動画再生速度を変更する機能がついているので、YouTubeに挙がっているインタビュー動画や海外Youtuberの動画を観るのも良いと思います。
オンライン英会話を利用する
オンライン英会話を利用するというのもいい対処法だと思います。何故なら、オンライン英会話は
特に初心者の場合は、いきなりHuluやU-NEXTを利用するよりは、オンライン英会話から始めた方が良いでしょう。
以下に
語彙力が足りない
単純に語彙力が足りないのも、英語が聞き取れない原因の一つになります。
リーディングの場合は、分からない単語は辞書で引けばいいのですが、リスニングの場合はそうもいきません。
知らない単語が出てくると、それだけで思考がそっちに持っていかれてしまい、その内に残りの会話も聞き逃してしまって、結局何言ってるのか全然分からなかった…という経験、誰しもあるんじゃないでしょうか。
なので、そういった事を防ぐためにも、
また、語彙力が豊富だと多少聞き取れない部分があったとしても、なんとなくこの単語を喋ってたんじゃないかな、みたいな感じで推測することも出来るようになってくるので、語彙力は実はリスニングにおいて非常に重要なんです。
対処法
洋書を読む・聞く
語彙力を増やすとても有効な対処法の一つとして、洋書を読むという方法があります。特におすすめのなのが、電子書籍読み放題サービスKindle Unlimited とオーディオブックAudible を併用する事です。
Kindleで洋書を読むだけだと、どうしても単語の発音のチェックを怠ってしまいますが、Audibleも一緒に利用する事で、知らない単語が出てきた時に、発音も一緒に学ぶことが出来る上、本の内容をネイティブのナレーターが全て朗読してくれるので、リスニングの勉強にもかなり役立ちます。(※ただ、有名な作品は大体Audible版も存在しますが、Kindle Unlimited対象作品ではない場合があります。その場合は、別途Kindle で本を購入する必要があります。)
基本的に自分の読みたい本を好きに選んで読んでもらって構わないのですが、
英単語集を読む
洋書を読んでみたけど難しすぎて無理だった!という方は、多分まだ基礎的な語彙力が足りてない状態だと思います。そういう場合は、英単語集などを読んで語彙力をつけることから始めた方がいいでしょう。
特有のアクセント・訛りに慣れていない
これはリスニング特有の原因なのですが、特定の地域のアクセント・訛りに慣れていなくて聞き取れないということもあります。
特に
何故なら、学校の教科書などのリスニング教材は大体アメリカ英語のものが多いため、学校や試験の勉強でイギリス英語に触れる機会があまりないからです。
イギリスに限らず、オーストラリアやカナダ、またアメリカにも地域特有のアクセント・訛りというのはたくさん存在するので、慣れないアクセントはその分聞き取りづらく感じると思います。
対処法
多国籍の講師が在籍するオンライン英会話を利用する
オンライン英会話の中には、アメリカ・イギリス・フィリピンを始めとした様々な国の講師が在籍しているものもあります。なので、自分が聞き取れるようになりたい地域出身の講師を選択して、その地域のアクセント・訛りに慣れるというのはよい対処法だと思います。
特定の地域が舞台の作品を観る
聞き取れるようになりたいアクセントを喋る地域が舞台のドラマや映画を観るという方法もあります。例えば、イギリス英語を聞き取れるようになりたい場合は、イギリスのドラマや映画をたくさん観るという方法です。
(※イギリス英語と一括りにしていますが、イギリスは特に地域ごとに様々なアクセントがあるのでそこは注意してください。)
海外リアリティ番組を観る
個人的におすすめしたいのが、海外リアリティ番組を観るという方法です。リアリティ番組は、全国の様々な地域から来た人がオーディションを受けに来るので、東西南北様々な地域出身の出演者がキャスティングされます。
なので、
リアリティ番組を見てると、あまり訛りがあるイメージのないアメリカでさえ、南部出身の人やラテン系の人など様々なアクセントを話す人が存在することに気づけて中々興味深いです。
海外リアリティ番組が配信されているVODサービスは以下の3つになります。
その中でも、
文法の基礎が出来ていない
一見、英文法ってリスニング能力とは関係無さそうに感じるかと思います。でも実は、文法の基礎がしっかりしていると、多少聞き取れないところがあっても文法の知識で聞き取れなかったところを推測する事が出来たりします。
なので逆にいうと、文法の基礎がしっかりしていないとそういう風に聞き取れなかった部分を推測することが出来ないので、その分聞き取れる分量も減ってしまいます。
対処法
文法はドラマや映画を観るだけではやっぱり身につかないです。なので、基礎ができてない人は、英文法に関する本や教材を使って文法をきちんと一から学び直すことをおすすめします。
おすすめの教材
私が大学受験の時に非常にお世話になったのが、スタディサプリ高校・大学講座 の関正生(せき まさお)先生による英文法の授業です。関先生の授業はただ丸暗記するのではなく、何故そうなるのか、という理屈をしっかり説明してくれるので、理解がしやすく頭に定着もしやすいんです。
スタディサプリの関先生の講義のおかげで、私は英語が得意になったといっても本当に過言ではありません。(私はごりごりの理系ですが、なんなら数学より英語の方が今では得意です(笑))
-
関先生の講義が受けられるのは
- スタディサプリ小学講座・中学講座
- スタディサプリ高校・大学受験講座
- スタディサプリENGLISH TOEIC対策講座 の3つのコースです。 筆者がおすすめするのは、英文法に特化した講座が存在する
また、英文法の辞書として、一冊分厚い文法書を手元に置いておくと良いでしょう。
おすすめは、私も持っている"話す英語"に特化した文法書「一億人の英文法」です。
スラング・イディオムを知らない
そもそもスラングとイディオムって何?という方は、こちらの記事で詳しく説明しています。スラング・イディオムは日常会話において本当に頻繁に使われるので、それなりにスラング・イディオムを知っていないとネイティブの人が話す英語を聞き取ることはまず難しいでしょう。
更に厄介なのが、
なので、アメリカ人の英語が聞き取れるようになったとしても、イギリス人の英語はさっぱり分からないなんてことも普通にありえるのです。
対処法
スラング・イディオムはネットで検索すればたくさん出てくるので、Googleで「スラング」「イディオム」などと検索して出てくるサイトをチェックするのがいいと思います。特におすすめなのが英語 with Luke というサイト。
様々なスラング・イディオムを紹介しているので、英語学習者ならまずチェックしておきたいサイトです。
サイトの運営者であるルーク・タニクリフさんはいくつか本も出版しているので、紙媒体が良い方はルークさんの本を読むのもありだと思います。
また、私も「英語ワンフレーズ」というカテゴリで、ネイティブがよく使うスラングやイディオムを紹介しているので、良ければチェックしてみてください。
英語を日本語に変換して理解してしまっている
皆さんは英語の文を読んだり聞いたりした時、日本語に変換して理解していませんか?
リーディングの場合はそれでも良いかもしれませんが、リスニングの場合は日本語に変換している間に次の文を聞き逃してしまいます。
なので、英語を本当に聞き取れるようになるためには、英語を英語のまま理解するいわゆる「英語脳」を作る必要があります。
対処法
洋書の多読をする
「英語脳」を作り上げるには、とにかく英語にたくさん触れる必要があります。色々な方法があるとは思いますが、個人的には
ここで、洋書を読む時に意識して欲しいのが、
例えば、Tom touched my shoulder.という文があるとします。
この時「トムが私の肩に触れた」と日本語に変換して理解するのではなく、
こういう練習を繰り返すと、徐々に英語を日本語に変換せずに理解出来る様になっていくと思います。(実際に私がそうでした。)
洋書の多読には、月額980円(税込)で利用できる電子書籍読み放題サービスKindle Unlimited が洋書のラインナップが豊富なので非常におすすめです。
その他に考えられる原因
-
他に挙げられる原因として、
- 英語のダジャレなどを理解出来てない
- その国の文化に詳しくない
- その国のポップカルチャーに詳しくない などの原因が考えられます。
リスニング能力を鍛える最適な方法は?
今までさまざまな対処法をお伝えしてきましたが、その中でも一番リスニング能力を鍛えるのに有効なのは、先程も挙げた電子書籍読み放題サービスKindle Unlimited とオーディオブックAudible の両方を活用する方法だと個人的には思います。ただし、上記の方法はどちらかというと"ある程度英語のリーディングは出来るけどリスニングは苦手"という英語中級者の方向けの方法なので、初心者の方は英文法に特化した講座が存在するスタディサプリ高校・大学受験講座 などを使って、英文法のおさらいから始めることをおすすめします。
まとめ
今回は、英語が聞き取れない原因・対処法について色々まとめてみましたが、いかがだったでしょうか。字幕なしで海外ドラマ・洋画などを観れるようになると、字幕では伝わらない原文本来のニュアンスなどを理解出来るようになってくるので、字幕つきで観ていた時より何倍も作品を楽しめるようになります。
日本人にとって、英語のリスニングは中々ハードルが高いですが、練習を重ねれば着実に聞き取れる分量も増えるようになってきます。なので、今回紹介した楽しく学べる方法を活用して、諦めずに頑張りましょう!
「タイニー・プリティ・シングス」あらすじと評価・感想|シーズン2の配信はいつ?
「タイニー・プリティ・シングス」あらすじ・評価・感想
12月14日に配信が開始されたNetflixオリジナルドラマ「タイニー・プリティ・シングス」を全話視聴したので、その主なあらすじと個人的な感想・評価について色々書いていきたいと思います。
あらすじ
バレエの名門校にて、女子生徒が建物の4階から突き落とされるという事件が発生。被害者の後釜として入学を許可されたネヴェーアだったが、彼女を待ち受けていたのは、エリート達が集う名門校ならではの過酷な日々だった…。原作はティーン向けの小説のようです。
評価
有名なレビューサイトにおける評価は以下の通りです。(2020年12月現在。)- IMDb 5.6/10 (10点満点中5.6点)
- Rotten Tomatoes AVE TOMATOMETER:45%
(批評家の平均評価100点満点中45点)
AVE AUDIENCE:63%
(視聴者の平均評価100点満点中63点)
特に、IMDbではドラマが5点台をとることはかなり珍しいので、かなりの低評価といっていいでしょう。
そして、私個人の評価はというと…
ドラマ全体としてそれなりに楽しめたけど突っ込みどころが多すぎたため、この評価となりました。
同じような内容のドラマなら、以前Netflixの個人的おすすめオリジナルドラマトップ3で紹介した「エリート」の方がおすすめです。(まあそんなエリートもシーズン3は微妙なんですが)
以下、ネタバレしまくりの感想なので未視聴の方は注意してください。今回はかなり辛口めの感想となっておりますが、あくまで個人的な感想にすぎないので一意見として受け取ってください。
感想
ドラマ全体としての感想
全体的に色々といいアイディアが詰まっているのに、それをうまく形にすることが出来てなかった印象でした。例えばメインの女の子3人を例に見ていくと、
主人公ネヴェーアは、DV彼氏から子供を庇うために誤って彼氏を殺害してしまった母親を持つという複雑な環境で育った女の子。
ネヴェーアのルームメイト・ジューンは、バレエという夢を追うことをよく思っていない母親を持ち、バレエをやめろと言われているという葛藤があります。
そして、ベットはスターのバレリーナの姉を持ち、常に姉と比べられて生きてきた女の子。
どれもキャラクターのアイディアとしては良いのですが、他にも色々なことにフォーカスを当ててしまっているため、どのストーリーも中途半端な仕上がりになってしまっている印象を受けました。
(ただ、ベットのキャラクターはそれなりに最後の方に活かせていたのでそこはよかったと思います。)
また、このドラマは一応ジャンルとしてはミステリーもしくはサスペンスものだと思うのですが、その割には誰がキャシーを突き落とした犯人なんだろう、という緊張感がいまいち無くて、そこもまた中途半端な感じがします。
バレエの名門校に通うエリート達の葛藤やドラマという側面と、誰がキャシーを突き落としたのかというミステリーの側面が上手く合わさってなかったのが、どれも中途半端に感じてしまった一番の原因なのかもしれません。
それでも、そこまで退屈することなく見切ることが出来たので、レビューサイトが酷評してるほどひどい訳ではないと思います。
全10話の中で、1・2話と9・10話は普通に楽しめたので中盤の展開をきちんと描いてればもう少しよかったのにな、と思うとそこは少し残念ではあります。
良くなかった点
突っ込みどころの多いシーン
全体的に突っ込みどころが色々ありすぎてイマイチ物語に入り込めなかったです。7話で車事故にあった後ベットはあんなに血まみれになってたのに、次の日には顔に傷の一つもついてないのは違和感しかないし、4話か3話でシェーンが服をいきなり脱ぎ捨てて屋上から放り投げた後にパンツ一丁で踊り始めたシーンは、シリアスなシーンなはずなのに急に「絶対に笑ってはいけない24時」でも始まったのかと思ってしまいました。
あと、キャシーはずっと何ヶ月も昏睡状態だったのに、最終話で歩けるようになってたのはいくらなんでも回復が早すぎて、最後まで突っ込みどころが色々ありました。
無駄にセックスシーンが多い
このドラマ、とにかく無駄にセックスシーン・ヌードシーンが多い!それが話に関わってくるなら別に構わないんですよ。
たとえば、シェーンは「まともなデートをした事がなくていつも体の関係に持っていこうとしてしまう」というキャラクターなので、そういうキャラクターであることを描くためにセックスシーンがあるのはちゃんとした意味があるからいいんです。
でもそれ以外の無駄なセックスシーンが本当に多く、1話に平均2回くらいはあるので何か謎のノルマでも課せられているのか?と思ってしまうほど。
原作本にそんなにセックスシーンがあるとは思えないので監督の意向なんでしょうけど、その意向は多分間違ってるんじゃないかなと思わずにはいられなかったです。
めちゃくちゃな人間関係
人間関係がどろどろなこと自体はそこまで気にならないんですけど、流石におそらく50代であろう学園長と未成年の生徒の関係はありえなさすぎました。あと、主人公のネヴェーアとオーレンは7話までほとんど2人で喋ってるシーンすらなかったのに、8話ではいきなり付き合い始めていたのも流石に説得力がなさすぎました。
主人公なはずなのにラブストーリーがメインキャラクターの中で一番適当ってどうなんでしょうかね…。
ナビルもキャシーに振られるまではキャシー一筋って感じだったのに、振られた途端急にジューンのこと好きになって、え、早すぎ無い?と軽く混乱してしまいました。
それと振付師であるラモンはいくらなんでも色んな人と関係を持ちすぎだろ!と思わず突っ込んでしまいました。
デリア、キャシー、学園長までならまだ分かるんですがバレエ講師のブルックスやジューンの母親とまで過去に関係を持っていたのは流石にやりすぎ。しかも実はジューンの父親だったっていくらなんでも設定詰め込みすぎでしょ、って感じでした。
演技のぎこちなさも気になる
演技のぎこちなさと台詞の不自然さも結構気になりました。台詞が不自然だから演技が下手に感じるのか、演技が下手だからより台詞が不自然に感じるのか、その両方なのか分かりませんが、どちらにしろそのせいで物語に入り込みづらかったです。
ただ、演技力に関して言うとメインのキャストさん達はどちらかというと役者というよりはダンサーとして活躍してる人の方が多いようなので、そこはある程度しょうがないところではあるんだと思います。
良かった点
圧巻のダンスシーン
逆に、ダンスシーンはさすがプロのダンサーさん達を集めてるだけあって、かなり見どころがありました。そもそも私が子供の頃8年間ほどバレエをやっていたことがこの作品に興味を持ったきっかけだったので、ダンスシーンに関しては本当に文句なしでカッコ良かったです。
メインキャラクターの多様性
メインキャラクター7人のうち、白人のキャラクターは3人で、その3人のうち1人はゲイの男の子なので、現代のドラマの中でもかなり多様性のあるドラマだと思います。また、女の子が自分の体型を気にして拒食症になってしまう話はよく描かれていますが、このドラマは珍しく男の子が自分の体型を気にして拒食症気味になってしまう描写があったので、それは新鮮で良かったです。
ケイレブとナビルの関係
基本的に人間関係はめちゃくちゃなこのドラマですが、最初はお互いのことが嫌いだったケイレブとナビルが、徐々にお互いのことを認め始めて友達になっていく様子は上手く描けていたと思います。それこそ、この2人やシェーンとオーレンの関係の方が、ネヴェーアとオーレンの関係よりよっぽど上手に描けていたので、わざわざネヴェーアとオーレンを無理やりくっつけない方が話としては断然説得力があったのになあ、と思います。
シーズン2の配信はいつ?
シーズン2の製作はまだ正式には発表されていません。シーズン1の終わり方からしても製作側はシーズン2を予定しているとは思うのですが、レビューの酷評っぷりを考えると、もしかしたらシーズン2に更新されることはないかもしれません。
どちらにしろ続報が入り次第、こちらのページでお伝えしたいと思います。
あの『ベスト・キッド』の続編『コブラ会』が面白い!あらすじと感想、シーズン3の配信日はいつ?
あの『ベスト・キッド』の続編『コブラ会』が面白い!
『コブラ会』とは?
『コブラ会』は、あの80年代の名作シリーズ『ベスト・キッド』の約30年後の世界を舞台にしたドラマです。2020年10月現在、Netflixでシーズン2まで視聴することができます。前作の『ベスト・キッド』では、いじめられっ子・ダニエルと彼の空手の師匠・ミヤギとの師弟関係を主に描いていましたが、今作『コブラ会』では、なんといじめっ子のリーダー格であったジョニーが主役となり、また新たな視点で物語が語られています。
もちろん、主役のジョニーだけでなく、ダニエル(というかダニエルも主役の一人)やダニエルの母、ジョニーのかつての師匠・クリーズなどなど懐かしい面々も度々登場するので、『ベスト・キッド』ファンは正に必見のドラマといえます。
あらすじ
34年前の少年空手選手権でダニエルに敗れたジョニーは、低賃金の仕事さえクビになってしまうほどの崖っぷちの生活を送っていた。
そんな中、隣に引っ越してきた少年・ミゲルをいじめっ子から助け、空手を教えて欲しいと頼まれた事をきっかけに、ジョニーは再びかつて自分が所属していた道場「コブラ会」を開く事を決意する。
『コブラ会』のここが良い!
『コブラ会』のいいところはいっぱいありますが、やはり前作同様の王道ストーリーに現代風のタッチが付け加えられてるところがこの作品の最大の魅力なんじゃないかな、と思います。
前作は、ダニエルとミヤギ先生のヒーロー側とジョニー達いじめっ子とその師匠・クリーズの悪役側と、善悪がすごいはっきりしていて、いわば水戸黄門のような勧善懲悪のスカッとするストーリー展開が見どころでした。
けれど、今作ではかつていじめっ子(いわゆる悪役)であったジョニーを主役にし、ジョニーの物語とダニエルの物語をどちらも丁寧に描くことで、どちらが善でどちらが悪かという白黒をはっきりとさせずに、二人の対立を人間らしくとても上手に描いています。
ジョニーとダニエル、どちらも良いところ悪いところがそれぞれにあるんですけど、物語が進むにつれて段々とどちらの事も応援したくなっちゃうんですよね。
王道のストーリーでありながらも、善悪白黒はっきりしている訳ではない、という人間らしさを切り取っているところが、現代のドラマだなと感じさせられます。
ジョニーとダニエルの因縁の関係だけでなく、二人の弟子達の間の関係や、クリーズとジョニーの関係、ダニエルとミヤギ先生の絆なども描かれていて、空手がテーマのドラマではありますが、そのフォーカスはやっぱりキャラクター同士の人間関係にあるんじゃないかな、と思います。
シーズンごとの感想
(以下、ネタバレしまくりなので両シーズン視聴後に読む事を強くオススメします)
シーズン1
シーズン1は、低賃金の職さえ失い崖っぷちに立たされたジョニーがコブラ会を再結成して段々と仲間を集めていくという王道の胸熱展開が見どころの一つなんじゃないかなーと思います。RPGゲームのようなゼロから始めて段々と仲間を獲得していく展開は王道だけど大好きです。
一方で、ずっとジョニーと疎遠だった息子・ロビーは、なんとダニエルに弟子入りして、思わずそうきたかっ!って言ってしまいました。
ロビーがダニエルに弟子入りしたことで更に深まるジョニーとダニエルの因縁もまた、見どころの一つですよね。
最初は悪ガキだったロビーが、父親への当て付けのために近づいたダニエルにどんどん懐いていってるのもなんか可愛かったです。
でもなんといってもシーズン1で最も印象深かったのは、ラストの少年空手選手権決勝で見せたジョニーの成長かな、と思います。
34年前、自分とダニエルが戦った時には、クリーズに言われた通りダニエルの負傷している膝を狙うという姑息な方法で勝とうとしました。
けれど、今回弟子であるミゲルがロビーの負傷している肩を狙って勝とうとした時、ジョニーはそれを止めようとしました。
この時、ジョニーはクリーズの教えが間違っていた事を改めて感じたのと共に、自分の一番弟子であるミゲルに自分と同じ過ちを犯して欲しくない、という思いもあったんじゃないかなと思います。
そして、優勝はしたものの複雑な思いを抱えるジョニーの前に現れるクリーズ…!
続きが気になる終わり方が海外ドラマらしくて良かったです。
シーズン2
シーズン2はやっぱりなんといっても最終話がすごかった…!むしろ1話から9話まではただの序章にすぎないというか、最終話のための布石なんじゃないかとすら思えます。
最終話を見て色々と違った感想が出てきたので、1話から9話までと最終話の感想を分けて書いていきたいと思います。
1話から9話までの感想
今回は、ダニエル率いるミヤギ道が門下生を増やそうと奮闘している一方で、優勝したコブラ会の生徒は調子に乗り始めてしまう、という対比がよく描かれているなと思いました。また、コブラ会とミヤギ道それぞれに違った空手のアプローチをしているのも見ていて面白いです。
あくまで空手は守るためのものである、というミヤギ先生の教えを引き継ぐミヤギ道と、情け無用の教訓をかかげる攻撃的なコブラ会。
どちらが良い悪い、という訳ではなく生徒たちが自分に合う道場を選べばいいんだと思います。(例えば、ディミトリみたいな人には守るための空手の方が明らかに合ってると思うし)
ディミトリと言えば、彼が自分の友達が所属するコブラ会ではなくミヤギ道に入るという展開はそうきたかっ!て感じで良かったんですけど、それによってホークとディミトリの仲がどんどん悪くなっていったのは少し悲しくもありますね…。ミゲルが転校してくる前はディミトリがホーク(イーライ)の唯一の友達っぽかったし…まあでも、ホークがどんどん暴走して攻撃的になっていった時点で多分ディミトリとはお互いにもう合わなくなっちゃったんだろうなとは思うんですけどね。
それにしてもサムはカイラー、ミゲル、ロビー、そんでもってミゲルとキスするって、この子ちょっと移り気すぎません!?お酒飲みすぎて酔っ払って周りに迷惑かけたり、ミゲルとキスして浮気したり(もちろんこれはミゲルも悪い)、悪い子ではないし無意識なんだろうけど、中々のトラブルメーカーやな、この子と思ってしまいました。
最終話の感想
最終話の生徒たちの大乱闘は凄かったですね…!あの乱闘に、そこに至るまでの事柄全てが詰まっていた気がします。ジョニーとダニエルの因縁から始まったことが、コブラ会VSミヤギ道に発展し、そこにクリーズやミゲル・サム・ロビー・トリーの四角関係などが加わったことで最後に悲劇を生んでしまう、というストーリーの盛り上がり方がすごかった。
色々言いたいことがあるのでここからは箇条書きで感想を書いていきたいと思います。
・ロビーが最終的にミゲルに大怪我を負わせたので(ミゲルが喧嘩を止めようとしていた時に)彼が悪いのはもちろんなんですが、実はサムとトリーの喧嘩を止めようとしていたロビーに最初に喧嘩を吹っかけたのはミゲルの方なんですよね。
こういうところを見るとやっぱり善悪白黒はっきりさせないというこのドラマのコンセプトを感じます。
・ロビーはもちろんのこと、ダニエルでさえミヤギ先生の"空手は守るためにあるもの"という教えを守れてないなというのは最終話を見て感じました。
(ロビーは最後、必要がなかったのにミゲルに攻撃して大怪我を負わせてしまったし、ダニエルもジョニーの家の扉を壊して喧嘩を吹っかけています)
・ジョニーがコブラ会を正しい道に導こうとしてミゲルに与えた助言が、結果的にミゲルが大怪我を負うきっかけとなってしまったのがやるせないし切ないですね…。
更に、自分の息子が自分の一番弟子に大怪我を負わせてしまい、その元の原因を辿れば自分とダニエルの因縁が事の始まりということを考えるとかなり辛いだろうなあ、と思います。
・先ほどコブラ会とミヤギ道、どちらが良い悪いという話ではないとは言いましたが、情け無用という教訓を作り上げたクリーズこそが、前作の『ベスト・キッド』から一貫した真の悪役だなと思います。
他のキャラクター達は基本的に一部を除けば、根っこの部分は良い人なんだろうけど度々過ちをを犯してしまうというキャラクターばかりなんですよね。
だけど、クリーズだけは明らかにミヤギ道との"戦争"を望んでいて、自分の弟子達をそのための"兵士"として育て上げてるところがあります。
彼がいなければコブラ会VSミヤギ道という対立がここまで悪化することもなかったし、ホークを含む一部コブラ会の生徒もあそこまで暴走することはなかったんじゃないかな、と思います。
だから最終的にジョニーとダニエルとその弟子達がタッグを組んでクリーズ率いるコブラ会に戦いを挑むという展開になったらすごい面白いな、なんて思います。
シーズン3の配信はいつ?
まだ予告編だけではどんな内容になるのかは分かりませんが、噂によるとダニエルはミヤギ先生の故郷である沖縄を訪れるとのこと…。
今から配信が待ち遠しいですね。
更にシーズン3の予告編によるとシーズン4の製作も既に決定しているそうです。
【保存版】英語の勉強に役立つおすすめのサイト・アプリ11選【筆者愛用】
英語の勉強に役立つおすすめのサイト・アプリ11選
英語の勉強をしていると、分からない単語を検索したり、自分では理解出来ない文章をネットで翻訳したりすることって必ずありますよね?
というわけで今回の記事では、
筆者が愛用しているものを中心にまとめたので、おそらく皆さんにも役に立つような内容になっていると思います。
英単語・英熟語などの検索
英辞郎 on the WEB
英語の教材などを作っているアルク社が提供する英和・和英辞書のサイトです。
オンラインの英和・和英辞書というと他にWeblio辞書 なども有名ですが、個人的には「英辞郎 on the WEB」の方が使いやすくて重宝しています。
- 英単語だけでなくスラング・イディオム(英熟語)の検索も出来る
- 画面がシンプルで使いやすい
- 単語帳機能が使える(要会員登録)
Weblio辞書にも、もちろんスラングやイディオムなどが載っていますが、経験上Weblio辞書には載ってなくて英辞郎に載っているスラングやイディオムなどが結構あったので、網羅性で言ったら英辞郎の方が優れてるんじゃないかな、と思います。
また、英辞郎の方がWeblio辞書より全体的に画面がシンプルで使いやすい印象。特に、無料で利用しているとWeblio辞書は広告が多すぎてすごい使い辛いので、そういった面でも英辞郎の方が見やすくていいです。
会員登録が必要ですが、調べた単語や例文を単語帳に追加することもできます。単語を調べるだけですぐに単語帳に追加する事が出来るので、ずぼらな私でも楽に使えて愛用しています。
無料版だと100件までしか単語・例文を登録出来ないので、この機能を活用したい方は2万件まで登録できる上にタグやメモで単語帳を管理することも出来る有料版の
英辞郎 on the WEB Pro
に登録した方が良いでしょう。
-
英辞郎 on the WEB Proの特徴
- 年間3,630円で利用可能
- 単語・例文を2万件まで単語帳に登録可能
- 例文の数120万以上
Urban Dictionary
Urban Dictionaryは、Wikipediaのようにユーザーが自由に投稿する事が出来るスラングに特化したオンライン辞書サイトです。私は主に、辞書に載ってないネイティブしか使わないようなマイナーなスラングや、最近流行りのスラングなどを調べたい時にこのサイトを利用しています。
例えば、"wbk(we been knew)"という略語は、最近TwitterなどのSNSでよく使われている略語なんですが、これを普通の辞書で調べても出てきません。なので、そういう時私はUrban Dictionaryを使って意味を調べてます。(ちなみに、wbkとは「まあ知ってたけどね」みたいな意味です)
英文の翻訳・添削・校正など
英文の読み書きをしていると、どうしても理解出来ない文章があったり、自分の書いた英文が文法的に合ってるのか不安になることってありますよね?
という訳で、そんな時に役立つ英文翻訳・添削・校正などをしてくれるサイトをいくつか紹介したいと思います。
フルーツフルイングリッシュ
英文の添削に特化した英語中・上級者向けのサイトです。このサイトでは、
原則有効期限なしのチケットを買って添削をお願いする方式なので、
また、添削をしてくれる講師はネイティブと日本人の2パターンから毎回自由に選べます。
- フルーツフルイングリッシュでは、英語の勉強に役立つ他のサービスも色々と提供してます。
- 英語テスト800問を配信してくれる無料のメールマガジン
- 冠詞の正しい使い方が学べる「冠詞ナビブック」
ココナラ
色々なスキルを持っている人が、そのスキルを生かしたサービスを販売しているサイトです。プロの翻訳家やネイティブの方、海外在住歴が長い方など沢山の英語のエキスパートの方が登録されているので、品質も他の翻訳・添削サイトに引けを取らない上、価格も手頃で気軽に使えるのが最大の魅力です。
ココナラで出品されているサービスをチェックする
アイディー
添削1回166円から利用することが出来る英文添削に特化したサイトです。
- 詳細な解説付きの丁寧な添削
- 英文に対応した日本語文も合わせて提出可能
- 166円から添削可能なお手頃価格
- 24時間いつでもアプリから簡単に利用可能
それだけでなく、自分の書いた英文に対応した日本語文を提出する事も出来るので、
また、
今なら無料会員登録で100ポイント(1200円分)をもらえるので、試しに利用してみて、自分のライティングの実力を試してみるのもアリかと思います。
ご利用はこちらから
アイディービジネス
先ほど紹介した「アイディー」と同じ会社が運営している英文翻訳・添削サイトです。
- 英文翻訳も受け付けている
- 医療・法律等の専門分野にも対応
- 長文にも対応
- 最短3時間からの迅速なサービス
- 添削の解説は付いてこない
- 最安価格327円から利用可能
また、「ビジネス」と言う名前が付いている通り、
アイディービジネスは長文にも対応していて、アイディーの1回の入稿は最大300単語なのに対し、アイディービジネスでは、1回の入稿で最大2000単語まで入稿する事が出来ます。更に、納期がないアイディーと比べ、アイディービジネスでは最短3時間で翻訳・添削・校正を行ってくれます。
と、ここまで様々なメリットを書いてきましたが、もちろんデメリットもあります。
これはやっぱり英語の勉強のために使うとしたらちょっと痛手かな、と思います。
なので、
- 「アイディー」と「アイディービジネス」の使い分け方をまとめると
- 基本的な英文添削→アイディー
- 専門分野の英文添削→アイディービジネス
- 英文翻訳→アイディービジネス という風になります。
アイディービジネスのご利用はこちらから
HiNative
HiNativeは英語に関する疑問をネイティブスピーカーに質問する事が出来るQ&A型サイトです。- 無料で利用可能
- ネイティブスピーカーに質問出来る
- 様々な質問が出来る
- 必ずしも正確な答えが返ってくるわけではない
- 数年前と比べて使ってるユーザー数が減って少し過疎気味
質問も色々なテンプレートから選べたり、自分で自由に質問出来たりします。
-
選べる質問の例
- 「この表現は自然ですか?」
- 「2つの単語(またはフレーズ)の意味の違いを教えてください」
- 「この単語(またはフレーズ)は英語で何と言いますか?」
無料で使える上に色々な質問が出来てとても便利なのですが、一方でデメリットもあります。
一つは、回答者はネイティブスピーカーと言っても語学に精通したプロの講師ではないので、
そしてもう一つは、数年前と比べてアクティブなユーザーが減ってしまい、
なので、一つの質問に対する回答数も数年前と比べると減ってしまった印象を受けます。
この2つの点を踏まえた上で利用する分には、すごい使い勝手のよい良心的なサービスなので筆者もよくお世話になっています。
また、HiNativeが提供する、プロのアメリカ人講師が添削などを行ってくれる【 HiNative Trek 】というサービスもあります。
DeepL
AIを導入している機械翻訳のサービスです。私は使ったことはないのですが、巷でGoogle翻訳より精度が高いと評判だったのでこちらでも一応紹介しておきます。
ただ、機械翻訳は無料で使える反面、やっぱり正確性に欠けるので、正確な翻訳結果が欲しい場合は先ほど紹介したアイディービジネスやココナラなどを利用するのが得策でしょう。
英語の本の読書
英語のリーディング能力を鍛えるのに洋書を読むのはとても有効な方法です。なので、私も勉強と趣味を兼ねて良く洋書を読みます。
という訳で、ここでは私が愛用している二つの電子書籍リーダーアプリを紹介したいと思います。
Kindle
Kindle は、Amazonの提供する有名な電子書籍サービスなので、知っている方も多いんじゃないかと思います。数ある電子書籍サービスの中でも圧倒的に洋書の数が多い英語学習者の強い味方です。
筆者も洋書を読む時は必ずといっていいほどKindleを利用しています。
単語を長押ししただけで意味を調べる事ができたり、Kindle端末 を使うと、調べた単語が自動で単語帳に追加されて、フラッシュカードを作成することも出来たりと、英語の勉強に役立つ機能もいっぱい搭載されています。
Kindle版の洋書は紙の洋書よりも安いので、
ただ、それでも基本的に洋書って日本語の文庫本とかと比べると結構高いので、月に1〜2冊のペースで読む気がある人は、
Kindle Unlimited の方が安く済むのでおすすめです。
また、オーディオブックAudible も一緒に利用することで、
Marvin 3
無料で使える電子書籍リーダーアプリです。基本的に洋書を読む時はKindleを利用していますが、それ以外の英語の文章を読むときにはこのアプリを使用しています。
このアプリの良い点は、
今まで色々な無料の電子書籍リーダーアプリを試してきましたが、このアプリ以外でこの機能がついてるアプリには未だに出会った事がありません。(むしろあったら是非教えてほしいくらいです(笑))
他にも、文字の大きさやフォント、背景色などを細かく設定することも出来て、自分の読みやすい環境を作れるのも有り難いです。
その他
Engly
Englyは英語学習者のためのTwitterのようなSNSアプリです。利用者は皆英語を学習している人なため、間違いを気にせずに英語のライティングの練習が出来ます。
- 「覚え帳」 覚え帳では、覚えたい単語やフレーズを登録することで、定期的に登録した単語・フレーズをプッシュ通知で表示してくれる機能がついています。 この機能は、単語帳をわざわざ確認するのがめんどくさいズボラで勉強嫌いな私には非常にありがたいです。
- 「英語ハンドブック」 英語ハンドブックには、英文法を簡単にまとめた「かんたん英文法」と様々なシチュエーションで使えるフレーズをまとめた「フレーズ集」の2つの機能があります。 特に、フレーズ集は「挨拶」「ガールズトーク」などの様々なシチュエーションごとに役立つフレーズがいっぱい紹介されていてとても便利です。
まとめ
今回は、英語の勉強をする際に役立つサイトやアプリを紹介しましたが、いかがだったでしょうか。今回紹介したものが、少しでも皆さんの英語学習の役に立てれば幸いです。
【Netflix】リアリティ番組「トップ・シェフ」が面白い!おすすめのシーズンは?
Netflixで配信中のアメリカ発リアリティ番組『トップ・シェフ』がアツい!
私は海外ドラマ・洋画と同じくらい(もしくはそれ以上に)海外リアリティ番組を見るのが好きなのですが、今回はその中でも最近見初めてどハマりしたアメリカのリアリティ番組を紹介したいと思います。
『トップ・シェフ』とは?
『トップ・シェフ』は、まだ無名のシェフ達が、優勝者であるトップ・シェフの名をかけて様々なチャレンジに挑戦する料理対決型リアリティ番組です。本国アメリカでは、既にシーズン17まで放送されているほか、いくつもの派生番組も作られているほど超人気の番組です。
1つのエピソードは、
- 短時間で美味しい料理を作り上げる「クイックファイヤー・チャレンジ」
- 脱落をかけた「エリミネーション・チャレンジ」
- 審査員達が脱落者を決める話し合いをする「ジャッジズ・テーブル」
(※クイックファイヤーチャレンジの勝者はその回での脱落免除の権利を与えられたり、エリミネーションチャレンジを有利に進めることが出来る権利を与えられます)
(※2021年9月現在、全てのシーズンの配信が終了しました)
『トップ・シェフ』のここが良い!
面白いチャレンジがいっぱい
先ほども紹介したように、1つのエピソードには、「クイックファイヤーチャレンジ」と「エリミネーションチャレンジ」の2つのチャレンジがあります。この2つのチャレンジは、ただ料理を作るだけでなく、それに追加していくつかの制限や課題が定められており、それがどれもユニークなものばかりで
例えば、「ガソリンスタンド内のコンビニにある商品を使って料理を作る」というチャレンジや、「好きな映画をモチーフに料理を作る」というチャレンジ、「食材費を10ドルに抑えたコスパの良い料理を作る」というチャレンジなどなど、挙げ出したらキリがないほど様々なチャレンジがあります。
リアリティ番組ならではのシェフ達のドラマ
リアリティ番組の大きな見どころの一つは、やはり出演者達のリアルな感情を見ることが出来るところなんじゃないかな、と私は思います。この番組に出演するシェフ達も、24時間他のシェフ達と共同生活をしながら優勝争いをする、という極限の状況に置かれているため、怒りだったり悔しさだったり、様々な感情が爆発してしまう瞬間が多々あります。
特にチーム戦でのチャレンジでは、毎回必ずといっていい程チーム内で意見が反発したり、チームが負けた時にお互いを責めあったり、と何かしら揉め事が起きたりします。
そういう時の喧嘩って、時には日本のリアリティ番組では見れないくらい激しくなる時もあって、悪趣味かもしれませんが見ていて面白いです。
続きの気になる構成
毎週誰かが脱落する、というバトル系リアリティ番組には共通して言えることですが、この番組の場合だと、
まず「クイックファイヤー・チャレンジ」の結果を見て誰がその回はセーフなのかが分かり、次に「エリミネーション・チャレンジ」で誰の料理の出来が悪いのか大体把握する事が出来て、最後の「ジャッジズ・テーブル」で最終的に誰が脱落するのかという結果が分かる、と見事な三段構造になっていて、一度見始めたら本当に止めることが出来なくなってしまいます。
更に、エピソードの最後に次のエピソードの予告もついており、「え!次のエピソードではそんなことが起こるの!?」と気になって、結局次のエピソードも続けて見てしまうんですよね。
おすすめのシーズンは?
4つのシーズンの中で一番新しいだけあって、シェフの平均的なレベルが一番高く、チャレンジもユニークなものがいっぱいあって一番見応えがあります。
シーズン3も結構良かったんですが、リアリティ番組ならではの喧嘩などのドラマが好きな私にとっては、シーズン4の方がドラマがいっぱいあって楽しめました。
逆にいうと、あんまりそういった喧嘩とか揉め事が好きじゃない方にはシーズン3を一番オススメします。
シーズン4>シーズン3>シーズン1>シーズン2の順番でおすすめです。
ただ、この番組は過去のシーズンのシェフ達が頻繁に登場するので、できればシーズン1から順番に見る事をおすすめします。
各シーズンの感想
これから見る方のために、ネタバレのない範囲で各シーズンごとの感想を書いていきたいと思います。シーズン1
リアリティ番組のシーズン1って、結構製作側も手探り状態な上に低予算なのでまだ番組として未完成なものが多いんですよね。この番組のシーズン1もまだ手探り状態な感じなのが見て取れましたが、逆に洗練されてないリアルさがあって私としては結構楽しめました。シェフ達のレベルは全4シーズンの中で最も低いかもしれませんが、個性的なシェフが多く、そのためかドラマも多く、普通に見応えがありました。
シーズン2
実は全4シーズンの中で私の一番お気に入りのシェフが出演しているのはこのシーズンなのですが、シーズン全体としてみたらダントツでこのシーズンが最下位です。理由は、1人のシェフに対する執拗ないじめが、あまりに見るに耐えなかったからです。
先ほども前述したように、私は喧嘩とかのドラマは大好きなんです。
でも、それはお互いに対等な立場で言い合いをしてるから面白いのであって、一人のシェフに寄ってたかって攻撃しているのを見ても全くもって面白くありません。
しかもそれが、エピソードを重ねるごとにどんどん酷くなっていって最後の方は本当に見ているのが辛かったし、優勝者にも納得のいかない最悪な終わり方だったので、シーズン2は私の中でダントツで最下位のシーズンです。
シーズン3
前のシーズンと比べると、このシーズンの方がだいぶ洗練されていて、ようやく製作側も番組の方向性を掴めたのかな、と感じました。番組全体としてはシーズン1、2と比べてだいぶレベルアップした印象を受けたのですが、シェフ達が少し個性に欠ける上、全4シーズンの中で一番ドラマも少ないので私の中では全4シーズン中第2位という結果になりました。
シーズン4
先ほども書いた通り、配信中の全4シーズンの中で一番オススメなのがこのシーズンです!シェフ達のレベルが4シーズンの中で一番高く、チャレンジもユニークなものが多く、シェフ達も個性的でキャラクターが立っている人が多かったため、いろんな側面から楽しむことができました。
個性的で、いい意味でも悪い意味でも気の強いシェフが多いからか、喧嘩などのドラマもいっぱいあってそういった面でも楽しめます。