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【Netflix】「ル・ポールのドラァグ・レース」用語・フレーズ集

「ル・ポールのドラァグ・レース」の用語を徹底解説!

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今、世界で一番人気のリアリティ番組といっても過言ではない「ル・ポールのドラァグ・レース」。

ドラァグ・クイーンと呼ばれる女性の格好をしてパフォーマンスをする出演者たちが、優勝を目指して争うコンペティションリアリティ番組で、現在日本ではシーズン1〜シーズン12(また、その他派生番組)がNetflixで視聴可能です。

今回の記事では、そんな「ル・ポールのドラァグ・レース」を何倍も楽しむために知っておきたい、ドラァグクイーン特有の用語などを色々解説していきたいと思います。

lipsync(リップシンク)

リップシンクとは、いわゆる日本語でいう口パクのことです。
ドラァグ・レースでは、毎回そのエピソードで成績が一番低かった2人が脱落をかけてリップシンクを行います。

ドラァグクイーンにとって、リップシンクは特に重要なパフォーマンスの1つなので、脱落をかけたリップシンク以外にも番組では様々なリップシンクの課題などがあります。

shantay(シャンテ)

脱落をかけたリップシンクで勝ち残ったクイーンに、毎回ル・ポールが「shantay, you stay.」と告げます。

この「shantay」という単語は、元は"魅了される"という意味のフランス語「enchanté」から来ており、それが変化して「shantay」という単語が生まれたようです。

審査員が魅了されるようなパフォーマンスをしたクイーンが残る、ということを考えればこの単語の意味にも納得です。

sashay away(サシェイ アウェイ)

リップシンクに負けて脱落してしまったクイーンにル・ポールがかける言葉。
「sashay」が元々モデルのような歩き方をするという意味を持つ単語なので、日本語字幕ではよく「華麗に退場しなさい」という風に訳されています。

fish/fishy

fishというとお魚という意味を思い浮かべると思うのですが、ドラァグ・クイーンの間では、fish/fishyというのは女性らしいフェミニンなクイーンのことを意味します。

例えばシーズン6のコートニーなどが代表的な例だと思います。

gag(ギャグ)

主に何かに驚いたりした時などに使われる動詞。

"I was gagged.”のように、受動態で使われることもあります。

sickening(シックニング)

sickeningの元の意味は、「むかつかせる」「吐き気を催す」などのネガティブな意味なのですが、ドラァグ・クイーンの間では、褒め言葉として使われています。

日本語でいうと、「やばい」が一番近いかなと思います。
「やばい」も、元は悪い意味を持つ言葉ですが、今ではポジティブな意味としても使われていますよね。それと同じで、「sickening」もドラァグ・クイーンの間ではポジティブな意味で使われます。

kiki/ki ki(キキ)

主におしゃべりしたりゴシップしたりすることを表します。

「Let’s have a kiki」という曲があるので、聞いたことがある方もいるんじゃないでしょうか。

T/tea(ティー)

「T/tea」には主に2つの意味があります。

①一つ目の意味は、「真実」と言う意味です。「truth」の頭文字を取って「T」と呼ばれています。

②「ゴシップ」などの情報を意味する時もあります。というかむしろ、こっちの意味で使われることの方が多いかもしれません。

mug(マグ)

顔という意味のスラング。「face」という単語ももちろん使うのですが、ドラァグ・クイーンの間では、「mug」という表現を使うことも結構多いです。

read

簡単に言うと、誰かを批判・侮辱すること。

ドラァグ・レースではほぼ毎シーズン、クイーン達がお互いを侮辱(read)し合う、リーディングチャレンジという課題があります。
このチャレンジでは、お互いをいかに面白く侮辱することが出来るか、というクイーンの力量が試されます。

shade

誰かを間接的に批判・侮辱すること。
先程紹介した「read」は直接的な侮辱なのに対して、「shade」はどちらかと言うと間接的な嫌味のことを指す時に使われることが多いです。

tuck(タック)

ドラァグ・クイーンが、股間もっこりを無くしてより女性的な身体に見せるため、ナニを脚の間にしまう行為のこと。

これは正にドラァグ・クイーンならではの文化ですね。クイーン達の美しさは、こういった努力の上で成り立っているんだな、と改めて感じさせられる文化でもあります。

beat/beat one's face

「beat my face」なんて聞くと、普通なら「顔を殴る」とかそういった物騒な意味が浮かんでくると思いますが、ドラァグ・クイーンの間では、「beat」は完璧なメイクを施す行為のことを意味します。

death drop(デスドロップ)

片足を曲げて、地面に思い切り倒れるダンスの技のこと。
リップシンクの見せ場としてよく使われます。

言葉で説明しても分かりづらいと思うので、気になる方がいたらシーズン6のラガンジャのエントランスで彼女が見事なデスドロップを披露しているので、是非見てみてください。

また、ドラァグ・レースでは「デスドロップ」と言う言葉が使われていますが、ダンス業界では正しくはこの技は「Dip」と呼ばれているようです。

drag mother(ドラァグ・マザー)

ドラァグ初心者の子に色々とドラァグのノウハウを手取り足取り教えてあげるクイーンのこと。
逆に、drag motherに色々とドラァグに関することを教えてもらった子のことをdrag daughter(ドラァグ・ドーター)と言います。

ドラァグ・レースにも、今までに何人ものdrag motherとdrag daughterが登場してきました。
一番代表的な例が、シーズン5に出演していたアリッサ・エドワーズです。
アリッサが、シーズン2・3のシャンジェラ、シーズン6のラガンジャ、シーズン11のプラスティークなど、色々なクイーンのドラァグ・マザーというのは、ファンの間では結構有名です。

まとめ

今回は、「ル・ポールのドラァグ・レース」で使われる様々な用語やフレーズを解説してみましたが、いかがだったでしょうか。
ドラァグ・レースで使われる用語を知っておくと、更に番組を楽しむことが出来るので、番組を観る際には是非この記事を活用してみてください。